親知らずを抜いて、欠損部分に移植する。
ブリッジでも義歯でもインプラントでもない、
「自分の歯」で噛める選択肢があります。
大臼歯(奥歯)を失った場合、多くのケースでは「ブリッジ・義歯・インプラント」の3択が提示されます。しかし、親知らずが残っている場合には、それを抜いて欠損部分に移植する「歯牙移植」という選択肢があります。
移植した歯は、時間をかけて顎の骨(歯槽骨)としっかり結合し、通常の自分の歯とほぼ同じ構造になります。インプラントのように人工物ではなく、自分の歯根が自分の骨の中にある状態です。
※ 文献による参考値です。個々の状態・術後管理によって異なります。当院では歯科医師歴が11年のため10年以上の自院追跡データはありませんが、症例ごとに丁寧な経過観察を行っています。
※ 適応かどうかは検査のうえで判断します。「他院でインプラントしかないと言われた」という方も、一度ご相談ください。
レントゲン・CT等で移植先の骨の状態と親知らずの形・状態を確認します。移植が適応かどうかをこの段階で判断します。
移植の手順・リスク・術後の流れ・費用を丁寧にご説明します。他の選択肢との比較も含めて、納得のうえで進めます。
抜歯予定の歯を抜き、同時に親知らずを抜いて移植します。移植先の骨の形を整え、移植歯を固定します。局所麻酔下で行います。
手術時間:状態による移植後は数週間、固定して安静を保ちます。定期的に来院いただき、骨への定着状況を確認します。
術後2ヶ月程度は経過観察定着が確認できたら、移植した歯の根管治療(神経の処置)を行います。移植歯は神経が壊死するため、この処置が必要です。
根管治療が完了したら、クラウン(被せもの)を装着して治療完了です。この後も定期的なメンテナンスで長持ちさせます。